暴拳
(原作:東 史朗 画:みね 武)

”俺達の力がどんなに強いものか同胞に代わって本土(やまと)の奴らに教えてやるぜ!”
沖縄から着の身着のままで戦後の荒廃した本土に渡ってきた孤島拳士は”力”を信奉する17歳の少年だった

あらすじ

第1回 拳と権 - アメリカ人ボクサーとの対決

第2回 拳と雨 - 中国人の拳法家との対決(負けそうになったところ泥を相手の顔にかけひるんだすきに攻撃して勝利)

第3回 拳と剣 - 剣道家との対決

第4回 拳と拳 - 空手家との対決

第5回 拳と力 - アメリカ人プロレスラーとの対決

第6回 拳と神業 - 大相撲の親方と対決

第7回 暗殺者の凶拳 -ムエタイ使いのフィリピン人(女性)と対決

第8回 鋼鉄の猿人 - ムエタイとの対決(第7回の続き)

 

基本的に構図は池上遼一のパクリがほとんどで、作品自体も梶原一騎の真似だが、全体的な内容はさほど悪くない。(ストーリー性は皆無だが)
序盤は沖縄人のヤマトンチュー憎しというのが出ていたが、不評だったのか最初だけに留まっている。
この手のマンガで主人公が取るポーズはブルース・リーになるのは、もはやお約束で、このポーズを取るキャラが表紙にいたらとりあえずチェックを入れるというファン(俺)が後を断たないせいなのか、作者が単にファンなのか。


単行本の裏表紙に出てるキャラは”拳と拳”で対決した日野一鉄だが、
劇中にこんなライフルを持ったシーンは出てこない